人力施工

トンネル部迂回路

倒木あり

作業場への移動

 区内の山腹水路の土砂上げがあった。地元の平地の水路土砂上げと違って、山腹水路は機械が入り辛いので、通常管理は人力となる。管理者が高齢化してきて、今後の管理をどうするか、必ず話がでる。自分ができなくなったら、子供がやってくれれば・・・ということになるのだが。

 仕事柄このような水路の改修工事は幾つかやってきた。これといった名案はない。パイプ(VU管などで暗渠化)、丸太で蓋をする、廃品のガードレールで覆う、半円形鋼製コルゲートをかぶせる。最大の問題は山側からの崩落土の処理である。パイプにすると、管内に流入した土砂の排除の問題。コンクリートの蓋では重い。そこで防腐処理した丸太の蓋が考えられたが、その本数は相当なものとなる。必要最小限の箇所の手当てとなる。安く上げるために、廃品のガードレールの羽を使ったところもある。暗渠化では、パイプのほかに、VS側溝を使ったところもある。それぞれの水路管理者の考えで工法は変わる。暗渠化すると水路上を管理道路として使える。しかし、管理が楽になったためか、水路上が荒れ果てているところも目にする。水番と称するものが定期的に巡回し管理している。

 昨年は蓼科山麓の大河原堰の機能診断を行った。世界かんがい遺産の水路であった。それぞれの水路には、それぞれの歴史がある。その歴史を振り返ってみるのもよいだろう。