底樋

越流堰

 

 

 

 

 

 

 

 

 長野県の東部は降水量が少なく、ため池が多い。あるため池の工事を見る機会があった。洪水吐、放流工はすでに出来上がっていた。越流堰のハロルド曲線はきれいにできていた。減勢工を含めて、洪水吐、放流工はバランスよく設計できていたと感じた。放流工は通常、堤体最大傾斜線方向に直線的に設置するが、本ため池は、ため池上流の水路が左岸を流れ、堤体下流の沢本流は右岸を流れているため、放水路は堤体下流側斜面を横切る形で流れている。樋管はダクタイルGX型φ400mmが設置されたところであった。これからの梅雨に備えて底樋管と放水路を先行させたと思われる。堤体底付面の位置決定のための試掘と土質調査が行われていた。こうして形になってくるのは楽しみである。

 

ハロルド曲線

 

 

 

 放水路は、ため池の洪水吐から溢れた水を流すところで、滑り台のようなものだ。洪水吐と放水路がないと、洪水は堤体天端から溢れることとなって、大変危険である。200年に1度の洪水が放水路を安全に流れるためには、どのくらいの断面が必要か。計算する方法がある。

 ここで、d2を仮定して3.4.25式の左辺と右辺が等しくなる時のd2を求める。