まずはやってみよう

 この水路の石積みは空石積みになっている。吸出し防止材がなければ、裏込材も、天端コンクリートも、土台コンクリートもない。積み方がバラバラで素人がただ積んだだけの石積みである。石裏の土が吸い出されて、石積みが沈下、崩れる恐れがある。
空石積みの場合は、石の長手方向を控えとして小口を表面にするが、この石積みは、長手を表面に出している。胴飼もない。一般的に大きい石を下にして、一つの石を中心としてその周囲を6個の石で囲う様に積む。これは、大小混合で規則性がない。目地と間隙も大きい。

 赤枠内は悪い積み方である。地区の仲間で何とかしようということになったが、基から積み直すのは大変だから、応急的に天端と間詰めコンクリートを施工した。砂利(今は砕石)、砂、セメントは市からの材料支給を受けた。労力は手前もちということだ。とにかく、やってみようということになった。

こんな感じになった

 水セメント比を60%とすると、水、砕石、砂、セメントの容積比は、一般に1.9:1:3.5:5.5となる。重量比より容積比のほうが、現場では計量しやすい。バケツで何杯と数えればよい。ちなみに水セメント比は1m3当り重量比で152kg/253kg=0.6である。

 仕上がりは写真のとおりとなった。乾燥すると収縮して、石の周りにクラックが生ずる恐れがある。まだまだ延長があるので、おいおいやっていこうということになった。

 ついでに疑木階段の踏面もコンクリートで舗装した。

無筋コンクリート配合表(容積比は小数第1位までとして) 

踏面舗装