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 嬉しいことがあった。弁当を買ったときは財布があった。店を出て会社に着いて、しばらくして財布が無いことに気が付いた。車の中にもなかった。会社にもなかった。落とした場所は弁当を買った店だ。
 その店に行くと、財布があった。私の不注意であるが、とても嬉しかった。お客様が拾って店に届けたか、店員さんが見つけたか。いずれにしても私に戻った。嬉しくて、店員に礼を言って、また弁当を買った。お客が拾ってくれたのなら、その客に礼を言いたい。妻は半年前に財布を拾って警察に届けたと言っていた。

 日本は財布を落としても戻る国だと胸を張った知事がいた。知事が立派なのではなく、国民が立派なのだが。20年程前トルコ共和国に旅をした。レストランで食事をして、席を立ち、店を出ようとしたとき、ある客がカメラを手に何か叫んでいる。私はトルコ語がわからない。しかしそのカメラは私のものだった。
 「カメラを忘れた!お前のだろう。」
そう言っているのであった。財布を落として戻る国は日本の他にもあるだろう。
 年を取ると注意力が低下する。だが、ものを落とすのはそれだけではない。皮膚が乾燥するのも関係していないだろうか。本のページがめくりにくい。若い頃、年配者が指をなめながらページをめくっているのを見ていた。そして今、自分がそうしている。物を落としやすい。皮膚の乾燥は年か、MMか。財布に鈴をつけるとか、対策が必要だ。