浅川ダム1

 浅川は長野市北部の飯縄山から流れ出ています。上流にはため池が幾つかあり、中流は長野市街地を流れ、千曲川に注いでいます。上流のため池群及び下流部の千曲川合流部は以前紹介したところです。浅川ダムは長野市街地に出る少し上流にあります。平成13年2月、当時の田中知事の「脱ダム」宣言で有名になりました。浅川の計画高水量は河口部で450m3/s、浅川ダムでは130m3/sを30m3/sに減量し、100m3/sを貯水させる予定です。年超過確率は1/100、総貯水容量は110万m3の重力式コンクリートダムです。

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 浅川ダムは流水型ダムで、通常は穴から水が流れ貯水はありません。洪水時に貯留して洪水量のピークをカットします。流水型ダムは長野県では初とのこと。平成26年10月末の進捗率は88%です。堤体のコンクリート打設が終わり、タワークレーンは間もなく撤去するそうです。来年2月に湛水試験を行います。ダムが満杯になるのはこの時くらいで、以後はおそらく見る機会はないでしょう。

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 洪水吐きは常用と非常用があり。通常は常用部分を河川水が流れ、非常時にダム天端から越流し非常用洪水吐に流れ込みます。乗用洪水吐には魚道も設置されていました。はたして魚はここを登れるでしょうか。常用洪水吐の入口は30cm格子の鉄網でスクリーンが設置されており、30cm以上の石は入らないようになっていました。ここに入れるのもいましばらくの間です。