シンポジウム

 骨髄バンク全国大会が長野市で開かれた。日本骨髄バンクは1991年に発足し、今日ドナー登録者は52万人に達している。累計移植数は、2万3000例を超えた。しかし登録者の年代比率は10代20代が約16%、40台以上が約57%となっている。年齢超過で登録から外れるドナーは年間2万人以上といわれる。バンクへ患者登録してから移植まで約4ヶ月を要し、登録しても移植に至る患者は約半数強といわれる。

 医療講演は、移植医の先生による、「造血幹細胞移植~移植医として伝えたいこと~」であった。その後、移植経験者、提供経験者の講演が会った。また、骨髄バンクアンバサダー(親善大使)の紹介とシンポジウムがあった。長野県は人口千人あたりのドナー登録者数が全国最下位という状況が続いていたらしい。しかし今は、移植患者を中心として「生かされた命で人の役に立ちたい」という思いで、新しい骨髄バンク運動が展開されている。

 斯く言う私も、実は臍帯血移植を受けた移植経験者である。「あなたにしか救えない命がある」白血病や再生不良性貧血などの病気は骨髄移植や、抹消血幹細胞移植で治すことができるようになった。ドナーが提供に至るまでには、検査や面談・入院等で10日程度の日数が必要である、勤務先での「ドナー休暇制度」といった特別休暇の普及が望まれる。