某駅前

 スリット幅2cmの道路側溝にロードバイクのタイヤが挟まり転倒。道路管理者に賠償命令が下った。注意深く観察すれば隙間を認識することはできたとして、自転車利用者の過失も認めた。

 こうしたスリット側溝は近年よく見かけるようになった。デザイン性(見た目すっきり)と実用性(蓋の騒音・ガタつきなし、均一な排水性)及び経済性(グレーチングが不要)で多く使われるようになった。痛み分けといった感じであるが、本来こうしたものが製品として売り出されるのはいかがなものか。物には使用上の注意というものがあり、適正な使用が求められるが、改善の余地のあるものは、改善されなければならない。

 この件では、道路管理者も想定外であったと思うが、やはりそこは想定されなければならない。スリット側溝にはいろいろなタイプがあり、スリットも各種工夫されている。開発段階では、様々な状況を想定し対策が立てられなければならない。はたして、ロードバイクのタイヤが挟まることを想定できなかったのだろうか。杖やハイヒールの踵はどうなのか。スリット幅の決定はよく検討されたのか。完全なものはできないにしても工夫はされるべきだった。

 また、道路設計者もこうした危険を予想できなければならない。自分のロードバイクで試してみよう。