松永安左エ門に興味を持ったので、図書館で本を借りてきた。主に生い立ちが書かれているが、その中から印象に残った部分を書いてみたい。

 人としては第一にまず自己の生活を立てることが大切。次に他人のために、・・・近い周囲の者から、遠い社会国家のために奉仕する。
 次に、自己の立場と他人の立場を考慮する。そして、正直に正確に地道にものを進めていく。他人の信用と、事業の確実性を把握しながら一歩一歩進んで行く。

 登山人生観 山ほど人間に対して抵抗の強いものはない。山登りに最も必要なものは度胸である。人生においても度胸がなければ事業を発展せしめることはできない。さればとて、徒にウワすべりするのも大の禁物である。一つの事務を執るにも、一つの契約を結ぶにも、また一つの事業を起こすにも、度胸はいるが、軽はずみをしてはならない。自分は飽くまでも一個の独立の生活者として立っていなければならない。調子に乗り過ぎて軽挙妄動してはいけない。登山によって得る教訓はたくさんある。危険に際しても狼狽せず、平素の心がけがその時に現れる。

 「物は困苦に生き歓楽に死す」 世の中の改革は議論よりも長い間の辛抱、根気で成功する。故に、意見の相違は相違として成功するには、時と方法を選び、感情を抑えるべきだ。

◇新しき心古き姿。
◇落魄して貧窮に陥るとも宜しいという気でなくては大事は為せぬ。
◇西洋人は遅いが、間違いの無い様にする。万事数字である。
◇為而不争(為して争わず)
◇「長」熱に冒さるるなかれ