世界かんがい施設遺産

バンビ

 大河原堰は、200年以上前に坂本養川が開削した農業用水路である。蓼科山から流れ出る湯ノ滝川を取水源として1972年に延長12.5kmが完成した。この水路は、「世界かんがい施設遺産」に登録されている。取入口は標高1500mであり、上流部は別荘地帯の中を流れている。別荘地帯の中は空石積みであり景観がよい。水路の石は苔むしていて心安らぐ。上流から100m当りから工事が始まっているようであった。

 

水路橋

大河原堰延長約13kmの概況を知ろうと、下流から上流に向け約10kmを歩いた。河原の湯から上流に向けてスタートした。堰は八岳鉱泉付近で北から柳川に流れ込んでいて、約400m下流の泉野小学校あたりで柳川から再び取水していた。いわゆる「繰越堰」である。柳川の河岸段丘の上は圃場整備された水田地帯であった。さらに上流にくねくねと進む。石積水路、二次製品水路が出てくる。角名川を水路橋で渡ってさらに上流に向かうと、L=80mB=1.5mH=1.5mの二次製品アーチカルバートの水路トンネルとなっていた。さらにその上流にもL=450mの現場打ちトンネルがあった。そのトンネルの上流には乙女滝がある。さらに上流に向かい、本日はN36-3-17.24E138-16-27.29で終了とした。今回は、概況を知るため、車で要所々を見て回った。次回はこの続きを含めて全線を歩きたい。